2018年ドラマ 夕凪の街 桜の国

漫画「夕凪の街 桜の国」ネタバレあらすじと感想!映画版を無料で見るには?

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2004年に刊行された「夕凪の街 桜の国」は、女性漫画家・こうの史代さんの作品です。

広島の原爆投下によって心と体に残った後遺症がリアルに描かれています。



 

今回は、漫画「夕凪の街 桜の国」のネタバレあらすじ、感想を紹介します。

 

「夕凪の街 桜の国」は、2007年に田中麗奈さん主演で映画化され、2018年にはNHKでドラマ化されます。

この記事の内容は執筆時のものです。

最新の情報は、各サイトにてご確認ください。

 

「夕凪の街 桜の国」の構成

「夕凪の街 桜の国」は、3つの短編で構成されています。

 

広島への原爆投下が1945年8月6日。

「夕凪の街」は、原爆投下から10年後が描かれています。

そして「桜の国」は40年後と60年後が描かれています。

 

 

「夕凪の街 桜の国」の動画

「夕凪の街 桜の国」は、田中麗奈さん主演で映画化され、2007年に公開されています。

 

そして、2018年8月6日にNHKでドラマ化されます。

 

映画版の動画

 

 

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ドラマの動画

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マンガ「夕凪の街」のネタバレあらすじ

 

ネタバレ注意

この記事はネタバレを含みます。

まだ視聴していない方は、ご注意ください。

 

 

原爆から10年後の皆実

広島に原爆が投下されてから10年後の1955年(昭和30年)、平野皆実は母と二人でバラック小屋に住んでいた。

 

建設会社の事務所で働いたが、生活は貧しく、会社帰りには裸足になり靴の底が減らないようにしていた。

皆実は倹約して、茨木の石川家に養子に出した弟の旭に母親を会わせるのが夢だった。

 

会社の同僚の打越とは、お互いに気にはかけているが交際には発展しない。

幸せになろうとすると、皆実の脳裏には10年前の原爆の光景がよみがえる。

 

10年前の皆実

10年前の8月6日、原爆で多くの人が死んだ。

あまりの惨状に皆実の感覚は麻痺し、死体をまたぐことも平気になった。

川に浮いた死体に苛立ち、瓦礫を何度も投げつけた。

 

父と妹を亡くし、姉の霞は、原爆の2か月後に紫のシミだらけになり苦しみながら死んだ。

母は丸く膨れ上がっていたが、命は助かった。

 

罪悪感に取りつかれた皆実は、自分は幸せになってはいけない人間だと思うようになった。

 

皆実と打越の恋

打越が洋服屋の前で女物の服を見て悩んでいた。

好きな女性にあげるので選んでほしいと皆実に頼む。

 

嫉妬した皆実は、振られたときに泣けるようにハンカチを買えばいいと憎まれ口を叩く。

ハンカチを買った打越は、皆実にそれをプレゼントする。

打越は、皆実にプレゼントする洋服を選んでいたのだった。

 

ハンカチを受け取った皆実に打越はキスしようとするが、皆実の脳裏にまた原爆の光景がよみがえる。

皆実はキスを拒み、逃げるようにして帰った。

 

翌日、皆実は打越に10年前の話をする。

皆実の体験を理解した打越は「生きとってくれてありがとうな」と、声をかけ手を握る。

皆実は、10年間の呪縛からやっと解き放たれた。

 

皆実の最期

呪縛から解かれたはずの翌日から皆実の体調が思わしく無くなる。

 

見舞いに来た打越は、皆実のことを初めて「おまえ」と呼んでくれた。

打越が帰るのを見送ると、打越は鼻歌を歌っていた。皆実も続ける。

夕凪の小さくて幸せな風景だった。

 

翌日から皆実の病状は悪化していき、寝たきりになり、目が見えなくなり、血を吐いた。

原爆を落とした人間に「”やった!また一人殺せた”と思うてくれとる?」と問いかける皆実。

 

打越に貰ったハンカチを力なく握り、皆実は最期を迎えた。

 

 

マンガ「桜の国」のネタバレあらすじ

小学生の石川七波(ななみ)は、皆実の弟の娘です。

父と皆実の母(祖母)と弟の凪生(なぎお)の4人で暮らしています。

 

「桜の国」①小学校時代の石川七波

七波は野球好きな活発な女の子だが、ピアノを弾くお嬢様タイプの東子と仲がいい。

七波の将来の夢は「東子ちゃんみたいなおとなしい女の子になること」だった。

 

弟の凪生が喘息で通院することになり、七波たち家族は病院の近くに引っ越した。

学校が別々になった七波と東子は、その後、疎遠になった。

 

「桜の国」② 東子との再会

七波は28歳の会社員になっていた。

弟・凪生は医学部に入り、現在は研修生。

東京で父と七波と凪生の3人で暮らしている。

 

父・旭は退職したのだが、最近、電話使用料が5倍になるなど様子がおかしい。

ある日、七波は散歩だと言って出かけた旭の跡を追った。

 

尾行中に駅で「七波ちゃん」と声を掛けられる。

それは、17年ぶりに見る東子だった。

東子は、積極的に尾行についてきた。

 

七波は、ひそかに東子に会いたくなかったと思っていた。

 

 

ヒロシマと旭

旭は、東京から広島行きの高速バスに乗った。

七波と東子も同じバスに乗った。

 

旭は平野家の墓を参った。

その墓には、旭の母や姉の皆実の名前が刻まれていた。

旭は原爆が投下されたとき茨木にいたので、「ヒロシマ」を知らない。

 

旭の広島時代

皆実が亡くなった後、旭は広島の大学に進学し、バラック小屋で母と一緒に暮らした。

 

母は近所の子供に洋裁を教えていた。

その中の京子という孤児と旭は親しくなった。

京子は赤ちゃんのときに被爆し、学校では行動がトロいとからかわれていた。

 

旭の母は、もう原爆で死ぬ人を見たくないと言って、旭と京子の結婚に反対した。

しかし、旭の東京への転勤を機に二人は結婚した。

 

京子の死

旭と京子は東京で暮らし、七波と凪生が生まれた。

しかし、七波が小学生の時、血を吐いて死んだ。

 

凪生と東子

七波は広島で旭の尾行をしている時、凪生と東子が交際していたことを知る。

そして、凪生の喘息を理由に、東子の両親から交際を断られていたことも。

つまり、被爆2世だということを理由に破談になったのだった。

 

七波は、おとなしい東子が積極的に尾行についてきた理由が分かった。

 

両親に結婚を反対された東子が、その原因となった「原爆」を知りたかったのだ。

 

 

マンガ「夕凪の街 桜の国」の感想

 

たぶん、一度読んだだけで意味が分かる人は少ないんじゃないでしょうか。

わたしも何度も読んでようやく意味が分かってきました。

 

被爆2世

凪生の喘息が被爆の影響(かもしれない)だと分かり、東子との破談も被爆2世だからという理由が分かって、ストーリーが理解できました。

それくらい原爆について無関心だということに気づきました。

 

夕凪の街の意味は分かるけれど、桜の国の意味は分からなくなるというのが、凄い構成力です。

遠いものとして記録には残っているけれど、記憶からはどんどん消えていっていることを実感できます。

 

ほのぼのとした画風

こうの史代さんの絵もほのぼのとしていますが、繰り返し読むとドキッとすることが多々あります。

例えば、夕凪の街では皆実は、ずっと長袖の服を着ています。

会社でも風呂上がりでも。

体のアザを隠し、心の傷も隠し続ける皆実に心が痛みます。

 

それを知ったうえで「十年前にあったことを話させてください」という皆実の気持ちを察すると涙が出ます。

そして肩の力を抜いて打越さんと手を握るシーン。

 

コマの枠線以外、定規を使わずスクリーントーンも使っていないので、ほのぼのした印象の漫画です。

原爆の悲惨さもあまり描かれていません。

 

その分、読者の想像に任せる部分が大きいです。

読者の原爆への理解が少なければ想像は小さく、理解が大きければ大きな感動を呼ぶ構成になっています。

 

ぜひ、何度も繰り返し読んでいただきたい作品です。

 




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